2012年5月3日木曜日
電球
我が家では、10年ほど前から電球型蛍光灯を利用しています。蛍光灯の光は嫌いですが、そう贅沢も言ってられないということで。白熱灯より電気代は安く、且つ寿命も長いのですが、何しろ色合いが微妙なのが困ったものです。料理の色に妙に青みがかかり、ちょっと食欲を失わせます。だから、台所や食卓の光は、未だに白熱灯のお世話になっているわけです。
その電球型蛍光灯も、ぼちぼち寿命を迎え球切れするようになってきました。そこでホームセンターに行って、流行のLED電球を見てきたのですが、いまひとつ乗り気になれない。まだ暗いということと、光の拡散具合が不自然だということが理由です。色合いは悪くないのですが、白熱灯と比べるとまだまだ不完全ですね。ですから当面は、ストックしている白熱電球を使い回しながら、もう少し完成度の高いLEDを待つことにします。光が明るく、柔らかで、自然に拡散して、白熱灯と同じくらいかもっと小さいサイズ。そういうの、早く出ないでしょうか。
ところで最近では、面光源のLEDライトも実用化されつつあるらしい。天井や壁全体が光るので、明るさが必要な仕事場にはぴったりなんでしょう。しかし、影が無く、のっぺりと明るい部屋というのも疲れます。人間は火を使うようになって、ずっと点光源の暮らしをしてきました。能率的には明るさが必要でも、リラックスできる影の役割も同じように重要です。そういう点でも、白熱灯の役割は、依然として大きいと思うのです。
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